【聖徳太子像】高村光雲の大正時代作品 同等の像が東京国立博物館に光雲自らの寄贈

高村光雲    1852年（嘉永五年）江戸生まれ～1934年（昭和9年）日本近代を代表する彫刻家のひとり
明治大正時代の日本彫刻界の重鎮  我が国近代彫刻の展開に多大な貢献をいたしました
徹底した観察による写実表現が特徴の作品
こちらの作品は大正元年（1912）に造られた作品になります  同等の作品が東京国立博物館にございます
宮内省から名誉ある帝室技芸員に任命された記念に 高村光雲本人から寄贈されました作品と同じものになります
高村光雲作  大正元年（1912）銅造     刻 銘文:【 高村光雲/胤斎鑄之】とございます

阿部胤斎（あべいんさい）  明治11年（1878）～昭和29年（1954）山形県米沢市生まれ1907年（明治40年）頃から東京日暮里で鋳造業を営む  阿部胤斎として活動したが本名は安部とのこと米原雲海に塑造を学ぶ

高さ約15.5㎝
幅約12.2㎝
奥行約10.5㎝
重さ約840グラム
八角形欅製飾り台  約18㎝×18㎝  厚さ約3.6㎝
良質な秋田杉の用心箱があります

小像ながら険しい表情を浮かべる聖徳太子の姿がよく表わせられている（東京国立博物館より引用）
作品は大正元年製になります 保存状態は良く貴重な作品になります
最後の映像にありますように こちらの作品は法隆寺国宝の聖徳太子像を忠実に摸した作品ではないかと思われます
当時六十一体造られたようてす  数少ない貴重な一体です

以上のことを了承されましたうえでの入札をお願い致します