管理番号 | 新品 :37129160 | 発売日 | 2024/12/02 | 定価 | 86,000円 | 型番 | 37129160 | ||
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インドネシア・カリマンタン島ダヤク族の猿髑髏赤ちゃん背負子(B)
“多様性”から成り立つインドネシアには、世界的に有名な原始美術(プリミティブ・アート)の故郷がいくつも存在しています。特に有名な場所が、最東端のイリアンジャヤ州です。アスマット(Asmat)地方やセンタニ(Sentani)湖周辺、そしてチェンドラワシ(Cenderawasih)湾一帯などの物が、世界中のコレクターに知られています。そしてその西部ニューギニアに引けを取らない、高いレベルの原始美術が育った地域がカリマンタン(旧ボルネオ)島です。
写真は、西カリマンタンのカプアス川上流部に暮らす山岳ダヤク族が編んだ見事な赤ちゃん用の背負子です。母親は胸側にこのベビー・キャリアーを付けます。そして抱っこするように、このロタン(籐)編みバッグの中に赤ちゃんを入れます。なんともオドロオドロしい姿ですが、これも大事な赤ちゃんを病や不運から守るために親が懸命に作り上げた苦心の背負子なのです。全体が鉄木のような硬い木から彫り上げた背負子は、高い、重いとの理由から最近では流行らなくなり、このようなロタン編みが主流となっています。
このベビー・キャリアーには猿の頭蓋骨が2個も付いています(それぞれサイズは:長さ10cm、最大幅6cm、高さ7cm、長さ11.5cm、最大幅7cm、高さ7cm)。猿の頭蓋骨は、ダヤク社会にとって、悪霊払いの最重要メディアなのです。大きな貝殻が計16個、そして木彫りの護符も7本取り付けられています。本当に恐ろしくも豪華絢爛です。さらに交易トンボ玉をふんだんに用いることで、華やかさを出すことも忘れてはいません。サイズは、底部の横幅が31cm、上端の横幅が43cm、高さは32.5cm、最大奥行きが18.5cm、重さは約870グラムです。 インドネシア文化宮は、インドネシアの24時間ニューステレビ局『メトロTV』東京支局がプロデュースするインドネシア情報発信基地です。
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