管理番号 | 新品 :37412129 | 発売日 | 2025/01/21 | 定価 | 100,000円 | 型番 | 37412129 | ||
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ヘッドのみ JCM900シリーズではありませんが、JCM900と深い関わりがあって忘れてはならないのがこのモデル。青のレザーが印象的な6100です。これはクリーン/クランチ/リードから成るマーシャル初の3チャンネル。MIDIも搭載され世界に先駆けたモデルなのです。登場はJCM900より2年ほど後の、マーシャル社設立30周年となる1992年のこと。今でこそ3チャンネルは当たり前のようですが、当時としては画期的なことでした。 実はこのモデル、開発自体はJCM900とほぼ同時期だったとか。しかしながらJCM900シリーズを世界的にリリースするに当たり、JCM900各モデルと平行しての生産が難しかったこともあってか、アニヴァーサリーイヤーの92年まで温存されていたそうです。前述した通り、時代は折しもハイゲインブームの巻き起こる最中。JCM900リリース後の他ブランドの動きを見据えての狙いもあったのかも知れません。 このような流れの中、登場した6100ですが完全独立の3チャンネル仕様で、世界でもかなり早い段階で製造された3チャンネルモデルと言えます。チャンネル1は2つのモードを持つクリーンで、マーシャルらしいクリーンとフェンダーを意識したクリーントーンがミッドシフト及びブライトのコントロールによってセレクトできます。チャンネル2はリズムサウンドとも言うべきチャンネルで、JTM45を彷彿とさせるヴィンテージ風、それまでの代表的サウンドであるJCM800風、そしてJCM900風がチョイスできます。さらにチャンネル3ではそれまでにない、マーシャル史上最強とも言うべきハイゲインサウンド。このサウンドがJCM900をも進化させ、先述したSLXの元になったものだとも考えられます。こうして伝統的トーンから最新鋭サウンドまで網羅した6100は多くのミュージシャンたちに驚かせると共に愛用され、ジョー・サトリアー二やゲイリー・ムーアの使用でも知られ、「青いマーシャル」として親しまれました。