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科学史名著/ラプラス『宇宙体系解説』★1799年刊第2版/カント‐ラプラスの星雲説/太陽系の起源

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科学史名著/ラプラス『宇宙体系解説』★1799年刊第2版/カント‐ラプラスの星雲説/太陽系の起源

◆商品名◆
科学史名著ラプラス『宇宙体系解説』
1799年刊第2版
カント‐ラプラスの星雲説/太陽系の起源

◆商品説明◆
ラプラス
『宇宙体系解説』第2版
パリ;Duprat, 1799年刊

「ラプラスの悪魔」で有名なフランスの物理学者、天文学者、数学者ピエール=シモン・ラプラス(1749―1827)の名著『宇宙体系解説』1799年刊第2版です。初版は1796年刊。

「彼を歴史的に有名にしたのは、1796年刊の『宇宙体系解説』であって、そのなかに太陽系の起源に関する一考察があり、それがカントの星雲説の構想と一致し、カントの構想を力学的に補充したものになっている。」(日本大百科全書(ニッポニカ)の解説)

装丁は刊行当時の背革装。外装の

ラプラス
Pierre Simon, Marquis de Laplace(1749―1827)
フランスの天文学者、数学者。ノルマンディーの小農の家に生まれ、16歳で陸軍士官学校に入り、数学の才能を発揮した。1767年パリに出て、ダランベールに認められ、高等師範学校(エコール・ノルマル・シュペリュール)や理工科大学校(エコール・ポリテクニク)などの数学教授につき、行列論・確率論・解析学などを研究した。1773年から11年間にわたり、解析学研究の成果を太陽系天体の運動論に適用して太陽系の安定性を論じた。すなわち、木星と土星との相互摂動によって軌道要素は長年変化することなく、長周期変動することを証明した。ただし、その変動限界についてはラグランジュとの間で激しい論争が交わされた。また1799年から1825年にかけて著した『天体力学』全5巻は、ニュートン力学を天体の万有引力と公転運動に拡張論及した集大成であって、今日に至るまで重要な原典となっている。彼を歴史的に有名にしたのは、1796年刊の『宇宙体系解説』であって、そのなかに太陽系の起源に関する一考察があり、それがカントの星雲説の構想と一致し、カントの構想を力学的に補充したものになっている。数学の業績としては『確率の解析理論』(1812)がある。学界活動としては、1775年科学アカデミー会員に選ばれ、1817年には総裁に就任した。またメートル法制定委員、経度局委員を歴任。社会的活動としては、ナポレオン政権下で上院議員、内務大臣を務め、王政復古後も貴族院議員の地位にとどまった。 (日本大百科全書(ニッポニカ)の解説)

カント‐ラプラスの星雲説
太陽系成因論の一つ。カントにより提唱され(1755)、ラプラスが発展させた(1796)。回転する高温の星雲が重力によって収縮し中央に原始太陽をつくる。収縮とともに回転速度が増し、その遠心力により原始太陽赤道面から環状のガスが次々にはがれ、それが冷却凝集して惑星となった、とする。「角運動量の困難」が指摘されて遭遇説にとってかわられるが、最初の科学的な成因論として有名。 (日本大百科全書(ニッポニカ)の解説)


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