お線香　〜青雲それは君がみた光〜

何の変哲もない日本香堂のお線香「青雲」のお写真の出品です。キラキラ女子の間ではアロマが流行ってると聞きつけ焚いてみましたが、中身を使い切る頃「何か違う」と気付きました。まさに線香くさい女になっただけでした。キラキラ女子への道は程遠いようです。こちらのお写真大きさはＬサイズ本当に欲しい方がおられましたら、1枚目を厳重に封筒に入れ郵便で送らさせて頂きます。朝、換気のために窓を開けると隣家のキンモクセイの香りやお仏壇に線香を焚くのか、実家で嗅ぎなれた日本香堂「青雲」のにおいが流れて来たりする。「青雲」と言えば、毎年お正月は家族一同集まり、書き初め大会をしたりするが、そのお題は祖母が決め、何故か毎年「青雲」と書かされる。書いた半紙は毎年お菓子の空き缶にしまわれ、歴代のものが保存されている。小さい頃の父や叔父の書き初めもとっており、タイムカプセルの様なその箱をお正月に開けるのを全員とても楽しみにしている。何故毎年皆青雲なのか長年不思議であったが、「笑点」を見、「青雲」のコマーシャルが流れて来た時その謎はとけた。婆さんはあのCM の連凧をあげようとしてるのだ。何十年も前からコツコツと素材を集めてるのだ。そういえば凧上げが大好きで、参観日には一度も来てくれたこともないのに、小学校の凧上大会には保護者なんて誰も来てないのに参観しに来ていた。この大発見を婆さんに報告すると「やっとわかる奴がおったか」と婆さんはしれっと言った。「これで天国に行けるわぁ」とも言っていた。青雲の連凧をつたって天に登るつもりなら、　書き初めを燃やす覚悟だと言っておいた。婆さんは「きちいなぁ」と笑った。青雲　それは　君がみた　光　♪婆さんにお迎えの光が見えてもビッグボスと同じサングラスをかけてやる。凧もとんど焼きにくべてやる。三途の川にピラニアも放ってやる。それが私の希望であり、ふれあいの心なのだ。